最大の強化ポイントは打撃力だ。立浪氏は現役時代に日本記録の487二塁打を樹立するなど、プロ通算2480安打をマーク。中日一筋22年間で、最後の2年間は兼任コーチでプレーした。今年の春季キャンプでは臨時コーチを務め、根尾昂や岡林勇希ら若手に熱心に指導する姿が。卓越した野球理論に基づく指導法は選手たちから「わかりやすい」と評判だった。

 立浪氏はCBCテレビの公式YouTubeチャンネル・燃えドラchで中日OBの井端弘和氏と対談。「強竜復活へ!来季のドラゴンズ構想」というテーマで自身の考えを語っている。

 伸び悩む高橋周平に対し、「思い切って(打ち方を)変える時だよね。元々ボールを飛ばせるなん選手だから。最低20本塁打、(打率)3割ぐらいのところを目指せるようなスタイルに変えないと。今年いい意味で成績悪かったので思い切って変えられる」、「根尾は打てるようになってきたらどっかで使いたい。外野でもショートでもセカンドでも。まずバッティングの形ができてこないとその選択肢ができてこない」など発言。「レギュラーは大島とビシエドぐらいでしょう」と語り、補強ポイントとして「外野手で打てる大砲」と強調した。

 立浪新体制で、「強竜復活」なるか。現場だけでは限界がある。フロントのバックアップも不可欠だ。(牧忠則)

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