テームズは来日デビュー戦となった4月27日のヤクルト戦で外野守備の際に「右アキレス腱断裂」の重傷を負って今季絶望となり、8月23日に退団が発表された。メジャー通算196本塁打のスモークもクリーンアップを担っていたが、新型コロナウイルスによる入国制限で家族の来日がかなわない状況が続いたのが原因でストレスを抱えたため6月中旬に電撃退団。8月に加入したハイネマンも「体調不良」で10月上旬に帰国した。首位のヤクルトはオスナ、サンタナが稼働し、阪神もマルテ、サンズ、ロハスが稼働していた時は強かった。「助っ人不在」でシーズンの大半を戦った巨人は打線の迫力不足が否めなかった。

「原監督の続投が決まりましたが、コーチングスタッフを今のままというわけにはいかないでしょう。あれだけの実績を打ち立てた偉大な監督なので、どうしても周囲が遠慮してしまうと思う。チームのベクトルが良い方向に向かうために、時には異論を唱えるコーチが必要だと思います」(テレビ関係者)

 短期決戦のCSで意地を見せられるか。(桜庭嘉男)