「まだまだ球にキレがあるし、フォームに強弱をつけたり同じ球種でも変化量を変えるなど打者を打ち取る術を知っている。ただチームリーダーになるタイプの選手ではない。マイペースな性格で一匹狼の部分がある。職人気質の選手かもしれませんね。扱いづらいというわけではない。役割を与えればきっちり全うするタイプです」(スポーツ紙記者)

 楽天の救援陣は、他球団から「宝の山」と評されることも。変則左腕で昨季途中に巨人にトレードされた高梨雄平はセットアッパーでリーグ連覇に大きく貢献。19年オフに戦力外通告を受けた今野龍太もヤクルトで復活し、今季は63試合登板で7勝1敗28ホールド、防御率2.80の大活躍。6年ぶりリーグ優勝の原動力になった。また、楽天を戦力外になり、ヤクルトに昨オフに育成契約で入団した近藤弘樹もシーズン開幕前に支配下昇格すると、22試合登板で0勝1敗11ホールド、防御率0.96と抜群の安定感を発揮。右肩の肉離れで5月下旬に戦線離脱したが、大きな可能性を感じさせた。

 牧田は11月10日に37歳を迎えるが、まだまだ老け込む年ではない。来年はどのチームのユニフォームを着てマウンドに立っているだろうか。(土屋勝治)

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