選挙カーから笑顔で手を振る今井瑠々さん(C)朝日新聞社
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「さわやかにがんばります!」

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高らかにそう声を上げると、有権者のもとに走って近づき、言葉をかけたりグータッチをしたり――。先の衆院選において、小選挙区最年少25歳6カ月で立憲民主党から立候補した岐阜5区の今井瑠々さん。自民党所属で当選10回のベテラン古屋圭司氏に対し、約1万4千票の差で次点に。比例でも復活とならず落選となった。なぜ25歳という若さで立候補を決めたのか、今回の選挙での手ごたえと課題などを本人に聞いた。

*  *  *

――全国的に見ても、20代の立候補者は多くありません。25歳で国政に挑戦した経緯を教えてください。

最初に政治家を志したのは、東日本大震災の復興ボランティアに行ったことがきっかけでした。その後ずっと、自分が生まれ育った地元で政治に携わりたいという思いを持ってはいましたが、25歳になったらすぐに衆院選に出馬しようと決めていたわけではないんです。私がずっと「この地域で政治に携わりたい」と相談していた岐阜県議の方がいて、その方から今回立憲民主党が岐阜5区の立候補者を探していると教えてもらいました。

最初はどうしようかと悩みましたが、立憲民主党の方とも面会を重ねて、自分がチャンスを頂けるのであればやる意義があると思いました。私がずっと相談してきた地元の方々が、今回の選挙に私を出したいと思ってくださったのも、立候補を決めるすごく大きなきっかけです。このコロナ禍に、自分がもっとできることがあるのではないかと思っていましたし、若い女性でも社会で声を上げていいんだと示したいという思いもありました。

――今井さんの出身は多治見市。自身が生まれ育った地域から出馬するということにこだわりがあったのでしょうか。

それはもちろんです。党の面談でも「岐阜5区じゃないと駄目なの?」と聞かれましたが、「岐阜5区じゃないとだめです」と答えました。もし他の選挙区だったら、絶対に受けていません。

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