今年7月28日(なにわの日)にデビューを発表したアイドルグループ・なにわ男子がAERAに登場。結成1年足らずで次々とテレビやラジオのレギュラーが決まり、昨年からは全国ネットでの冠バラエティー番組もスタートするなど、知名度も人気も高まった7人が現在の思いを語った。AERA 2021年11月15日号から。
この記事の写真をすべて見る* * *
一人一人が大きな声で「おはようございます!」と言いながら、笑顔でスタジオに入ってきた。撮影開始時は「お願いします!!」の大合唱。
あまりの元気に、本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花も笑みを返した。
「気持ちが上がる! 元気な挨拶って大事だね。改めて思いました」
メンバーの大西流星が言う。
「関西ならではのわちゃわちゃ感や元気は他のどのグループにも負けないです。心を合わせて頑張る仲の良さも」
2018年10月に結成した。入所当時からキラキラのスマイルで人気だった大西や、朝ドラに2度も出演した西畑大吾、「母になる」で天才子役と言われた道枝駿佑ら、人気も実力もあるメンバーが集ったが、「今まで接点のない人もいて、最初は人見知り全開でした」(高橋恭平)。
そんな雰囲気のなか、関ジャニ∞の大倉忠義がプロデューサーとして入ったことで流れが大きく変わった。
「大倉くんが基礎を作ってくれた。関西は縦のつながりが強いのが良い。その環境には感謝しかないです」(大橋和也)
結成1年足らずで次々とテレビやラジオのレギュラーが決まり、昨年からは全国ネットでの冠バラエティー番組もスタート。知名度も人気も高まった今年、なにわの日(7月28日)にデビューが発表された。
「大倉くんにもメンバーにもファンの皆さん、事務所の方々にも、とにかく感謝の気持ちがあふれました」(道枝)
11月12日発売の「初心LOVE(うぶらぶ)」で新しいステージに立つ。「なにわ男子にしかない色を出したい」(長尾謙杜)という。
「今はまだ薄い色というか……ジュニア時代に築いてきた色も明白ではない。もっともっと濃い自分たちだけの色を見つけたいと思っています」(藤原丈一郎)
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2021年11月15日号