おおたわ史絵さん(本人提供)
おおたわ史絵さん(本人提供)
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 年齢を重ねれば、白髪が増えたり、髪のつやがなくなったりするのは自然なこと。とはいえ、何もせずに放っておけばいいというわけではない。染める、色を抜く、白髪で魅了する。芸能人のように、とはいかないまでも、参考にはしたい。あなたはどう楽しむ?

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 テレビのコメンテーターなどで活躍する医師のおおたわ史絵さんの髪はつややかだ。うなずくたびに、ふわりと揺れる軽やかなヘアスタイル。白髪は見えない。思わず「触ってもいいですか」と言いそうになるほど。

 50代でなぜ、こんなにキレイなのかと聞いてみると……。

「コロナ禍で巣ごもり生活を始めたころ、友人から『ヘナ』を教えてもらいました。ヘナを使うようになって、切れ毛も抜け毛もうねりも減っただけでなく、髪につやが出るようになって、半年もすると天使の輪が出てきました。もともとは丈夫な髪質だったので、戻った感じです。小学生のころの髪みたいですよ」

 ヘナは、自然素材の白髪染めとなる植物のこと。粉状になっているものを湯で溶いて髪に塗る。いわゆるハーブパックだ。カラー染めではないが、塗れば髪色は明るく変化する。

 結果、おおたわさんの白髪は見えなくなった。それまでは、カラーリング派だった。ただ、髪が先細ったり、うねったり。それも加齢のせいだと諦めていたという。

「カラーリングのしすぎだったんですね」

 40代で化粧をやめ、50代でカラー剤をやめた。今は10日に1回、自宅でヘナ染めをしており、経済的にも安くすむ。

「キレイになろうと、良かれと思ってやっていた数々のことで、肌や髪を傷めてしまっていました。ヘナで白髪染めに対する意識が変わりました。“キレイ”にお金はかかりません」

 リクルートが行った「白髪・グレイヘアに関する意識調査2022」によると、白髪が気になりだした平均年齢は男性37.1歳、女性40.4歳。白髪染めを始めた平均年齢は、男性が39.8歳、女性は42.6歳。

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