専門のサロンなどで染める人もいれば、今は自宅でできる白髪染め商品も多くの種類が出ており、手軽にできる。
「自分が使いたい」をコンセプトに自ら化粧品を開発、販売しているジュエルジャパン代表で美容家の前田眞里さん(64)は、ヘアマニキュアからカラートリートメントまで使ってきたという。
「ヘアマニキュアは、髪が傷みにくく、地肌への刺激が気になる方にはお勧めです。髪の表面をコーティングするため、つやが出るのもメリットの一つです。自宅でできる商品もありますが、マニキュアが地肌に付くと取れにくく、面倒な準備や後片付けを考えると、サロンでお願いしたほうが気軽です」
一方、カラートリートメントについては、
「家でできる手軽さと、コストの低さが魅力です。以前に比べて最近の製品はしっかり染まるものも増えてきた印象で、各メーカーがこぞって新製品を出しています。種類も、一度でしっかり染まるもの、こまめに足してだんだん染まるものなど数十種類も発売され、ヘアケアの定番商品になってきた印象です。いろいろ試して色や染まり具合など、ご自分に合ったものを見つけると良いと思います」
前田さん自身は、
「マニキュアもトリートメントも髪を明るくはできないため、私の場合は2~3カ月に一度、サロンで根元の色をヘアカラーで明るく、その間にカラートリートメントで白髪隠しをするという使い分けをしています」
とのこと。
「ブリーチをしたこともありますが、中高年がやると、若い人と違ってつや感が出にくいように思います。ぱさぱさしたブリーチヘアは老けて見えます。ブリーチをするにはトリートメントやオイルでのしっかりとした保湿が必須です」
ブリーチ剤は、髪の毛のメラニン色素を抜く脱色剤だ。髪へのダメージは大きいが、金髪など明るい色に染めたいときに組み合わせるケースが多い。
お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功さんの妻で、タレントの小川菜摘さん(59)もバッサリ髪を切り、インナーカラーにカーキのブリーチを入れたことをブログで明かしたこともある。