来年のトレンドについて、ロフト広報担当の長谷川梓さんに聞いた。大きく分けて三つあるという。
一つ目は、「テレワーク仕様」。ダイゴーの「isshoni.ノートブックデスク」は、ノートパソコンの手前に置いて広げてもおさまるサイズ。閉じた状態は大きめのスマホサイズほどというコンパクトさがたまらない。
「もとは在宅勤務で限られた机のスペースでも広げられる(ノートパソコンの前に置けるサイズの)ノートを販売していましたが、かなり反響が大きかったのです。売れ行きも良かったので、スケジュール帳でも、となりました」(ダイゴー担当者)
二つ目は、「ログ機能」。「おうち時間」が増えて、手帳への向き合い方も変わっている。
仕事の情報や、毎日の日記などを存分にゆっくりと書く時間があるためだろう。スケジュール帳にログとしての機能を備えた商品が増えてきているそうなのだ。ログとは簡単にいえば「記録」のことだ。
◆ガントチャート 在宅が増え人気
日々の出来事にとどまらず、夢や目標、思い、考えなどを日付にこだわらず書き留めたくなる傾向が強まっているのは、先が見えないコロナ禍という社会状況が影響しているのだろうか。
そんなニーズに合わせるかのように、時間の区切りがない(少ない)「フリーバーチカルタイプ」が増えているという。
「この1~2年、特に今年目立っている印象です。自分の好きなように時間を区切れたり、デコレーションしたりして、自分で好きなページが作れます。このタイプでは、ロフトでは、日本能率協会マネジメントセンターの『NOLTY ダイアリー』のエクリが人気です」
「View ビジネスダイアリー」(いろは出版)は、日付がフリーバーチカルなもの(マンスリータイプ)もあれば、時間軸が8時から18時まで15分間隔で管理できるもの(ウィークリータイプ)もある。いずれもカバーに書類や文具が収納できるという優れモノ。一般的なワークタイムに時間軸があり、それ以外は余白になっているので、無駄がない。