放送作家の鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさん
この記事の写真をすべて見る

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、音楽ユニットYOASOBIについて。

【写真】二人だから出せるこの雰囲気。YOASOBIの名前の由来は?

*     *  *
 YOASOBI。40代、50代の方でも知ってはいるでしょう。お子さんがいる方は「うちの子供がファンで!」なんて方もいるでしょう。でも、この年代の方でも知ってるフリしてよくは知らないって方もたくさんいると思います。

 僕は49歳。YOASOBIと2度、一緒に「モノヅクリ」をさせていただいてます。そんな僕だから伝えられる、いまさらのYOASOBI講座をお送りします。

 YOASOBIは、ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikuraこと幾田りらによる2人組の音楽ユニットである。

 小説投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を音楽にするプロジェクトから誕生したのがYOASOBI。

 YOASOBIの前からAyaseは、すでにボカロプロデユーサーとして知る人ぞ知る存在になっていたわけです。

 そんなAyaseに、「monogatary.com」のスタッフが「小説を音楽にするユニットをやりたい」と声をかけたことがきっかけ。

 じゃあ、なぜikuraと組んだかと言うと、なんとAyaseが見たikuraのインスタグラムがきっかけ。インスタであいみょんのカバー曲の弾き語り動画を見つけて声をかけたことがきっかけなんだとか。

 すごいですよね。SNSでの投稿が大きな夢を咲かせるきっかけになるんだなと本当に思います。

 そこから結成されたYOASOBI。名前の由来は、ネットで調べてみると、Ayaseいわく「ボカロPとして活動するAyaseとシンガーソングライターとして活動するikuraのそれぞれの活動の延長線上にYOASOBIの活動がある。それぞれが個人で活動する姿を昼の姿、YOASOBIとして活動する2人の姿を夜の姿。夜の遊び心満載なチャレンジ。だからYOASOBI」なのだと。僕も今更ながらに知りました。

次のページ
小説を音楽にするってどういうこと?