皇后陛下雅子さまが12月9日、58歳の誕生日を迎えられた。1日には長女・愛子さまも20歳を迎え成年皇族になられた。
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雅子さまは誕生日に際してのご感想で、冒頭に愛子さまのご成長についてこう述べられた。
「愛子が生まれてからの20年間は長かったようにも、あっという間だったようにも感じられますが、様々な思い出が思い起こされて感慨深く思います。同時に、あの幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ちもいたします」
そして、今後の愛子さまへの思いをこう記された。
「愛子には、これからも様々な経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」
コロナ禍を考慮し、祝宴や茶会などの祝賀行事は見送られたが、「皇室にとっては、眞子さんの結婚問題が連日報じられていた中での明るい話題とあって、職員の間にも笑みがこぼれていた」と話すのは皇室記者だ。
「秋篠宮家長女の眞子さんと小室圭さんは、皇室儀式や結婚式も行わず婚姻届の提出のみという異例の形で結婚しましたが、ニューヨークへ行った今でもなお、“皇室忖度の特別扱い”ではといった批判する声がやみません。そんななか、愛子さまは陛下の妹、黒田清子さんから借りたティアラをつけて成年行事に臨まれました。
秋篠宮さまもお誕生日会見で儀式見送ったことを『結果的に皇室の行事、儀式が非常に軽いものだという印象を与えた』と述べたように、眞子さんの結婚が“皇室を軽んじている”とみられたことは否めません。そうした暗い影を晴らし、国民から祝福される愛子さまの成年行事は、宮内庁にとっても喜ばしいニュースだったと思います」
2002年4月の記者会見で、雅子さまは愛子さまを出産されたときのお気持ちを、「本当に生まれてきてありがとうという気持ちで一杯になりました」と優しい母親の顔で述べられた。それから間もなく雅子さまは、次第に公務を休みがちになり、適応障害と診断され、長い療養生活に入ることになった。