12月10日から原田知世とのW主演映画「あなたの番です 劇場版」が公開された俳優の田中圭(37)。他にも今年は、「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」や「総理の夫」と2本も主演映画が公開され、ほか5本の映画にも出演。さらに「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、主演を務めた「らせんの迷宮 ~DNA科学捜査~」(テレビ東京系)と、地上波の連続ドラマに2本出演するなど、引っ張りだこの状態が続いた。
【写真】泥酔事件を起こして芸能界から追放された元トップアイドルはこの人
一方、売れっ子俳優らしからぬ不祥事があったことも記憶に新しい。7月に新型コロナウイルスに感染したことが発表されたが、その10日前に飲酒を伴う田中の誕生日会が大人数で開かれていたことが発覚した。当時、都内は「まん延防止等重点措置」が敷かれていたこともあり、批判が殺到。会合や外食を我慢していた一般人から激しい反発が起きた。
田中は昨年8月にも泥酔してタクシーに乗り、料金を払えず警察に保護された騒動も。さらに昨年7月、コロナ禍の中、ピリピリしたムードで撮影された「アンサング・シンデレラ」(フジテレビ系)の現場に田中が二日酔いの状態で現場入りし、主演の石原さとみから叱責されたことが女性週刊誌に報じられた。酒でのトラブルや不祥事に事欠かない印象だ。
「マイナスの報道があっても、結果的に大きなダメージはなく、俳優としては人気を維持しています。コロナ騒動の後、主演を務めた10月期のドラマ『らせんの迷宮』では天才遺伝子科学者を演じましたが、SNSでは『田中圭さんのクレバーでかっこかわいい魅力がたくさん見れました!』『これは続編が見たい』など好評でした。騒動を起こしても、視聴者からみれば、どこか憎めない感じがするのかもしれません」(テレビ情報誌の編集者)
コンプライアンスに厳しい昨今、各局はなぜ田中を変わらずに起用するのか。女性週刊誌の芸能担当記者は「素行不良なキャラが浸透しているからでは」と推測する。