巨人・中山礼都と中日・森博人(写真提供・読売ジャイアンツ/中日ドラゴンズ)
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 セ・パ両リーグとも若手の台頭が目立った今年のプロ野球。ルーキー以外にも宮城大弥(オリックス)、奥川恭伸(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)、紅林弘太郎(オリックス)など多くの選手がチームの主力として活躍を見せた。そこで今回は少し気が早いが、来年ブレイクが予想される選手を期待度順にランキング形式で紹介したいと思う。対象は来年のルーキー以外で、新人王の資格を有する選手とした。まずはセ・リーグ編だ。

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5位:中山礼都(巨人・内野手・2020年ドラフト3位)

 中京大中京では1年秋からレギュラーとなり、2年秋には高橋宏斗中日)などとともに3番、ショートとして明治神宮大会優勝に大きく貢献。ドラフト3位で巨人入りを果たした。ルーキーイヤーの今年は故障で出遅れたものの、夏場以降は二軍でスタメン出場の機会を増やし、9、10月のファーム月間MVPに輝くなど非凡な才能を見せた。高校時代からミート力には定評があり、木製バットに苦労している感じが全く見られない。守備もセカンドとショートの両方をこなし、プレーのスピードに加えて堅実さが出てきた印象を受ける。来年はまず二軍で不動のレギュラー確保が現実的な目標となりそうだが、坂本勇人は来年で34歳となり、吉川尚輝も故障が多いことを考えると彼らに何かあった時に抜擢されることも十分に考えられる。ポスト坂本として注目したい存在だ。


4位:村上頌樹(阪神・投手・2020年ドラフト5位)

 智弁学園では3年春にエースとして甲子園優勝。東洋大でも早くからリーグ戦に登板し、3年春にはMVP、最優秀投手、ベストナインの三冠にも輝いている。4年秋に故障したこともあってドラフト5位でのプロ入りとなったが、春先から二軍の先発ローテーションに定着。17試合に登板して10勝1敗、防御率2.23の好成績を残し、ウエスタンリーグの最多勝、最優秀防御率、最高勝率のタイトルを獲得した。両サイドを突くコントロールの良さは抜群で、緩急と高低を自在に操る投球術は見事なものがある。課題は球威不足となるが、故障明けの1年目ということを考えると、まだまだここから伸びることも十分に期待できる。二軍での好成績を自信として、来年は開幕ローテーション争いに加わりたい。

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2位、3位の若手は?