現在放送中の連続ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)で相良真帆(宮沢りえ)のママ友・菱田朋子を演じる女優・桜井ユキ(34)の怪演が話題となっている。桜井は今年で女優デビュー10周年、初の写真集発売が発売されたが、その素顔はあまり知られていない。インタビューでは、ドラマや写真集の撮影秘話、はたまた私生活から女優として今後まで、惜しみなく語ってくれた。
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「真犯人フラグ」は、その名の通りドラマを見ている人が「真犯人」を追いかけるストーリーだ。中でも桜井ユキ演じる菱田朋子の“奇行”ぶりには、SNSで「普通に別件で逮捕」「服オソロにされてるのこわい」などの声が上がるなど、視聴者から大きな注目を集めている。そんな視聴者の声は彼女にも届いているという。
「“怖い”“気持ち悪い”はずっと言われています(笑)。今までこういう役はやったことなかったので、菱田朋子役は新鮮ですね。ドラマの撮影前に、プロデューサーの方から“だいぶ変な人というか、もうブッ飛んだ役だから楽しんでほしい”ということは言われました。最初は“どんな役なんだろう……”って思っていましたが、もうドラマの話が進むにつれてヤバさが更新されていって、“すごいなこの人”っていう感じで。でも、不思議とどう演じていいかわからないということはなかったです」
ドラマは19日に第一部が最終話を迎えたばかりで、年明けからいよいよ第二部に突入する。第一部で強烈な印象を残した菱田朋子が、第二部ではどのように相良凌介(西島秀俊)やその家族に絡んでいくのか目が離せない。しかし、あの狂気をはらんだママ友を一体どのような気持ちで演じているのか?
「菱田朋子みたいな奇妙な人の役も、そのままの奇妙な人とか変な人にはしたくなくて、“ちょっとした違和感”を出したかった。その違和感は何かと言えば、“なんかいそうだけど気持ち悪いよね”ということなのかなと。だから、“絶対こんな人いない”っていうよりも、“一歩間違えたらこういう人いそうだよねっていうギリギリのラインを攻めたいと思っていました。でも、(菱田朋子の)やっていることがそもそも結構変なので、キャラクターが非現実的なサイコパスみたいな感じにならないように、ギリギリのところを演じました」