AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年10月31日号では、メットライフ生命保険で保険コンサルタントとして勤務する李良剛さん、Rosy luce co.(ロージールーチェ)代表取締役COOの高橋亜友美さん夫婦について取り上げました。
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夫36歳、妻35歳のときに結婚。
【出会いは?】友人が開催した食事会で出会ってから、すぐに交際に発展。
【結婚までの道のりは?】交際時、妻が夫に結婚の意思に対する意向を確認。結婚を前提に1年半付き合った後に、結婚。
【家事や家計の分担は?】基本的にできる人ができることをするスタンスだが、「家事がオン・オフのリセットの時間になる」という妻が率先して担当。財布は別々で、家賃は夫、生活費は夫婦で分担。
夫 李良剛[37]メットライフ生命保険 保険コンサルタント
イ・ヤンガン◆1985年、大阪市生まれ。京都韓国学園高校卒業、同志社大学文学部に入学。2008年に卒業後、日本サムスンに入社。17年に転職し、現職。入社2年目で、医療保険分野の販売において当時、全保険コンサルタント社員約4千人中でトップの成績を収めた
31歳の時、両親の入院を機にお金の大切さを実感し、保険業界に転職しました。仕事に集中すると決めた3年が過ぎた頃、妻と出会いました。
妻の夢や目標を持って仕事を追求する姿勢に共感し、お互いを高め合える「バディ」になれると感じ、結婚を前提に交際しました。
3カ月後にはお互い共通の家計簿アプリやスケジュールを共有。共に過ごす中で、お互いにその違いをどう埋めて、価値観を広げていくかが、将来夫婦としてうまくやっていく秘訣だと思っていました。
そして肯定的にお互いの価値観や考え方をすり合わせ、物事の優先順位や幸せの定義について向き合いました。
価値観の違いを理解できないとあきらめるのではなく、妻がモットーとしている「感謝と尊敬」を基に、とことん話し合うことが幸せの最大化につながると思っています。
夫婦2人で思い描いた理想のライフスタイルの具現化、そして、何より親孝行をし続ける人生にしていきたいと思っています。