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4月末~5月のポイントは「全国的に気温の変動が大きいこと」です。特に東・西日本と沖縄・奄美では、ゴールデンウィーク中は、平均気温が平年より低いですが、連休明けは、急な暑さに警戒が必要です。沖縄・奄美では雨の季節を迎え、東・西日本でも蒸し暑くなりますので、熱中症に十分お気をつけください。

【4月30日~5月6日】北海道は桜の季節 沖縄・奄美は梅雨入りの可能性も

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気象庁は4月28日、1か月予報を発表しました。それによりますと、5月末にかけてのポイントは「全国的に気温の変動が大きいこと」です。特に、西・東日本と沖縄・奄美では、ゴールデンウィーク中と、連休明けでは、気温の傾向がガラッと変わりますので、服装選びなどに注意が必要です。

週ごとに詳しく見ていきます。

4月30日~5月6日の平均気温は、北日本では「平年並みか低い」でしょう。

ただ、そんな中でも、桜前線は着実に北海道を北上する見込みです。日本気象協会が4月28日に発表したばかりの「2022年桜開花予想(第10回)」によりますと、ゴールデンウィーク中には、北海道で開花・満開ラッシュとなり、桜前線は、4月30日に留萌、5月5日には稚内に達する予想です。ただ、平均気温が「平年並みか低い」ということですので、北海道で夜桜見物をする方は、万全な寒さ対策を心がけてください。

一方、東・西日本と沖縄・奄美では、平均気温は「平年より低い」でしょう。お出かけの際は、服装選びに注意が必要です。

また、沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年より曇りや雨の日が多いでしょう。平年ですと、沖縄の梅雨入りは5月10日ごろ、奄美の梅雨入りは5月12日ごろですが、今年は、平年より早く、雨の季節を迎える可能性があります。梅雨入り前に、晴れる日は、日差しを有効にお使いください。

【5月7日~13日】急な暑さで 熱中症の危険度が高まる

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ただ、全国的な低温傾向は、長くは続かないでしょう。ゴールデンウィーク明けは、一転して、急な暑さに注意が必要です。

5月7日~13日は、全国的に暖かい空気に覆われやすくなるため、平均気温は、北日本では「平年並みか高い」、東・西日本と沖縄・奄美では「平年より高い」でしょう。

この時期の最高気温は、平年ですと、東京では23℃くらい、大阪では24℃くらいと、晴れていれば快適に過ごせる時期ですが、今年はこの時期から「夏日(最高気温25℃以上)」が増える可能性があります。

天気は、沖縄・奄美では「曇りや雨の日」が多く、西・東・北日本では平年より「晴れの日」が少なくなるため、気温だけでなく、湿度も高い日が多くなるでしょう。

さらに、全国的に、前週が低温傾向だっただけに、急な暑さが体にこたえそうです。「暑熱順化」と言って、本格的に暑くなる前から、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。

また、暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると、効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで、熱中症を予防しましょう。

【5月14日~27日】早い時期から マスク熱中症のおそれ 万全な対策を

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そして、全国的な高温傾向は、5月後半も続くでしょう。

5月14日~27日も、全国的に暖かい空気に覆われやすくなりそうです。そのため、平均気温は全国的に「平年並みか高い」予想です。

天気は、沖縄・奄美では「曇りや雨の日」が多く、西・東日本では平年より「晴れの日」が少ないため、この週も、蒸し暑い日が増えそうです。

今年は、早い時期から蒸し暑さがレベルアップし、5月でも、熱中症の危険度が高まるおそれがあります。特に、今年もまだマスク生活が続くため、マスク熱中症にも、警戒が必要です。屋外で人と2メートル以上離れたらマスクを外して休憩するなど、コロナ感染を防ぎながら熱中症を予防してください。【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方