梅雨前線の活動が活発になっており、沖縄では雨雲が発達しています。波照間島や名護市では、1時間に30ミリ以上の「激しい雨」を観測しました。20日(金)夜も、多い所では1時間に40ミリの「激しい雨」が降るでしょう。土砂災害に警戒してください。
沖縄 あちらこちらで「激しい雨」を観測
発達した梅雨前線の影響で、沖縄では、20日(金)午後も、あちらこちらで雨が強まりました。
1時間降水量は、波照間島で42.0ミリ(15時43分まで)、石垣市川平で39.5ミリ(15時33分まで)、名護市で38.0ミリ(14時28分まで)、石垣市伊原間で 36.0ミリ(15時50分まで)、西表島の上原で34.0ミリ(14時49分まで)と、所々で「激しい雨」を観測しました。
このため、17時現在、沖縄県八重山地方に「大雨警報」の発表されている所があります。これまでの大雨で、地盤の緩んでいる所もあり、土砂災害の危険度が高まっているおそれがあります。20日(金)夜にかけて、土砂災害に警戒が必要です。また、石垣島地方では、低い土地の浸水や河川の増水に、引き続きご注意ください。
沖縄本島地方でも、20日(金)夜は、多い所で1時間に40ミリの「激しい雨」が降るでしょう。20日夜のはじめ頃まで土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に、十分ご注意ください。
土砂災害の前触れは
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。