胃ろうからの栄養注入や人工呼吸器の調整など長女の医療的ケアを行いながら生活する江利川さん。医療と教育と福祉の連携が進むことを期待する(撮影/写真映像部・加藤夏子)
胃ろうからの栄養注入や人工呼吸器の調整など長女の医療的ケアを行いながら生活する江利川さん。医療と教育と福祉の連携が進むことを期待する(撮影/写真映像部・加藤夏子)

江利川:そうすれば、基幹病院と地域の病院が、カルテや詳しい医療情報を共有できますね。

大友:地域の病院とこども医療センター等で役割分担ができるのではないでしょうか。

江利川:市立病院から、地域のクリニックへ紹介などもありますか?

大友:市立病院小児科からの転科は、同院の他科や市立病院から独立した開業医のクリニックを紹介する仕組みがあります。

もっとも、「総合的に診てくれる市立病院小児科がいい」というご家族も少なくありません。市立病院も受け入れ数に限界がありますが、できるかぎりご希望に応えられるようにご検討いただいています。

(構成/医療ソーシャルワーカー・江利川ちひろ)

AERA 2022年9月19日号より抜粋

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