前回の「台湾」に続き、「韓国」にも行った気になれるガイドブック『おでかけ韓国in東京・京阪神』(以下、『おで韓』)片手に行ってきました、東京の韓国タウン「新大久保」。ちなみに記者は、一度も韓国には行ったことがありません。2003年頃の元祖韓流ブームの際、初代韓流スター四天王の一人イ・ビョンホンにはまり「美しき日々」「オールイン」を全話通しで見ていますが、それくらいです。その程度の知識で今の韓流を語るなと思われるでしょうが、ご容赦下さい。
■韓国人なら誰でも知っている韓国料理のチェーン店
JR新大久保駅の改札を出ると、韓国好きにとっての「原宿の竹下通り」が展開されています。歩いているのはほぼ、10代~20代前半の女性。100%とは言ってはいい過ぎかもしれませんが、10人中8人はそうです。しかもみなさん、同じような恰好をしている。ロングヘアに白いワンピースかツーピース(スカート丈は短め)にハイソックスにヒール、です。これすなわち、「韓流女性グループのメンバーがしている格好」だと、後で気がつきます。
しかも平日にもかかわらず、人とぶつからないで歩くのが困難なほど混んでいます。そこも竹下通りと表現する由縁です。平日なのになぜ? ……というのも訪ねたのは平日といっても8月29日の月曜日。夏休み最後の平日を新大久保で過ごしたいという女子中学生、高校生でいっぱいなんだと、納得です。
そんな女の子たちの間をぬって、最初に向かったお店が、韓国に700店以上あるという韓国料理のチェーン店「シンジョントッポッキ新大久保店」。
入ると、お客さんはいますが、店員さんは誰もいません。セルフサービスのお店のようです。注文は入ってすぐにある自動販売機で食券というかチケットを買ってするシステムです。『おで韓』によると、「トッポッキ」(マカロニのような形状をした餅入り辛いスープ)が名物とのこと。おすすめとされているので、トッポッキにチーズをトッピングして注文(800円・税込み)、これもまた『おで韓』で紹介されている「ギョーザ天ぷら」(300円・税込み)と「野菜キンパ」(韓国風のりまき700円・税込み)(写真1)も追加します。