チケットをカウンターへ出したら、あとは少し待つだけ。呼び出しベルがなって受け取りにいくと、トレイにのった料理を渡されます。

『おで韓』に「ギョーザ天ぷら」をトッポッキのスープに浸して食べるのが本場流と書かれているので、そうしてみます。まずは一口。お、なんというか、ポテトチップにサルサソースをつけたような感じで、おいしいです。

 トッポッキ+チーズトッピングはチーズがとろけて伸びること伸びること。スープの辛さを「まろやか」という一番下というか辛くないものを選んだせいか、マイルドかつコクがありチーズによく合います。

 最近では日本のコンビニでも売られている韓国版のり巻き「キンパ」も、さすが本場ものは違います。具の野菜がシャキッとしています。いつも食べているコンビニのあれは、ちょっとしなっとしている(それがおいしかったりもしますが)ので、これが本当のキンパなんだと初めて認識しました。

 一通り食べ終わりまわりを見ると、前述したロングヘアの10代の女の子たちが、次から次へ入ってきます。中には韓国語でおしゃべりしているグループも。聞けばもともと新大久保は韓国からの留学生や、日本へ働きにやってくる韓国人が多く住む街なのだとか。ここは地元に帰ったような気持ちで入れるお店なのかもしれません。

 ところで、韓国ドラマを見ていると、どんなにセレブ(財閥の跡取りとか検事とか)な男性でも、女性との食事は韓国料理だったりします。ここにいる10代の女子たちも、一見ピザだハンバーガーだを食べそうな雰囲気ですが、食べているのはトッポギやキンパ。韓国の人たちにとって韓国料理よりおいしい料理はない!という強い自負を感じます。そこはデートというとなぜかイタリアンやフレンチが定番の日本とは違うものを感じました。 

【DATA】

電話番号:03-6709-6940

東京都新宿区百人町1-7-5座ビル2階

新大久保駅から徒歩5分

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厚さ10センチはある「重たい」トゥンカロン