ナイン・インチ・ネイルズの2人が音楽を手掛けた映画『ボーンズ アンド オール』、特別映像を先行解禁
ナイン・インチ・ネイルズの2人が音楽を手掛けた映画『ボーンズ アンド オール』、特別映像を先行解禁

 ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスが音楽を担当した映画『ボーンズ アンド オール』の特別映像が、このたびBillboard JAPAN先行で解禁となった。

 【第79回ヴェネツィア国際映画祭]で《監督賞》《新人俳優賞》の2冠に輝いた映画『ボーンズ アンド オール』は、2月17日に日本公開される。

 主演ティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作は、禁断の純愛ホラー。社会の片隅で生きるマレンとリーは、生きるため本能的に人を喰べてしまう秘密を抱える。その「謎」を解くための2人の逃避行、そして予想だにしない純愛のゆくえとは…。

 ルカ・グァダニーノ監督は、『君の名前で僕を呼んで』(17)にてスフィアン・スティーヴンスの書き下ろし曲をはじめ、ザ・サイケデリック・ファーズや坂本龍一の曲を散りばめたり、ホラーの傑作をリメイクした『サスペリア』(18)ではレディオヘッドのトム・ヨークを起用するなど、音楽にもこだわり深い監督。本作『ボーンズ アンド オール』で白羽の矢を立てたのは、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスだ。2人はこれまでに【アカデミー賞】《作曲賞》受賞の『ソーシャル・ネットワーク』(10)や『WAVES/ウェイブス』(19)などの音楽を担当している。

 このたび解禁された映像では、アメリカの美しくも残酷な風景と、社会の片隅を転々とする2人の感情の揺れを描き出している。

 同映像にて、ルカ・グァダニーノ監督は「音楽はトレント・レズナーとアッティカス・ロスにお願いした。アメリカの風景を反映した厚みのあるサウンドにしたかった」と語る。

 これに対し、トレント・レズナーは「もらった編集中の映像に音楽は入っていなかったけど傑作だと思った」とコメント。ルカ・グァダニーノ監督のアイディアにより“シンプルで自然なアコースティックギターの音”を音楽の中心に据えたことを明かしつつ、一方のアッティカス・ロスは「音楽は映像とともに編集されたひとつの作品なんだ。アコースティックで始まるが、時間の経過に伴い絶望の物語があらわになる」と話す。

 また、リー役および初の製作も務めたティモシー・シャラメは、「2人がオープンな人だと知っていたから音楽にわくわくしていた。でも想像以上にユニークで驚いたよ」と振り返る。

 トレント・レズナーとアッティカス・ロスが生み出した音楽は、作品に奥行きを与えるだけでなく、マレンとリーの心の揺れをつぶさに伝えるものとなっている。映画『ボーンズ アンド オール』は2月17日に全国公開。

◎映画情報
『ボーンズ アンド オール』
2023年2月17日(金)全国公開
■監督:
ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』『サスペリア』)
■出演:
ティモシー・シャラメ(『DUNE/デューン 砂の惑星』『君の名前で僕を呼んで』)
テイラー・ラッセル(『WAVES/ウェイブス』)
マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』『ダンケルク』)
<Story>
生まれつき、人を喰べてしまう衝動をもった18歳のマレンは初めて、同じ秘密を抱えるリーという若者と出会う。人を喰べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合うが、同族は喰わないと語る謎の男の存在が、二人を危険な逃避行へと加速させていく--

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