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きょう14日(火)、東京で桜(ソメイヨシノ)が開花。今週は開花ラッシュとなりそうですが、週末は広く雨で、太平洋側を中心に荒天のおそれ。気温もグッと下がるため、花冷えにも注意が必要です。

東京で桜開花 今週は開花ラッシュか

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きょう14日(火)、気象庁は東京・靖国神社にある桜の標本木で、桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表しました。平年より10日早く、昨年より6日早い開花で、東京としては統計開始以来、2021年と2020年と並び最も早い記録です。

気象庁がソメイヨシノの開花を観測している標本木の中では、全国でトップの開花です。東京の桜開花が全国一番乗りになるのは、2020年以来、3年ぶり7回目。2023年の桜前線(ソメイヨシノ)は、東京からスタートです。

今週は、開花ラッシュとなりそうです。日本気象協会の予想(3月9日発表)では、このあと16日(木)に福岡と高知で、18日(土)に名古屋、20日(月)に広島と鹿児島、22日(水)に大阪で開花予想。24日(金)には東京、福岡、高知で満開予想となっています。

開花~満開までの日数は、東京だと平均8日。今年は予想よりも早く開花したため、満開もこの予想より少し早くなる可能性も。来週、3月21日(祝:春分の日)か22日(水)あたりに、満開になるかもしれません。

ちなみに、東京の桜満開の最も早い記録は3月21日(2002年)です。この年は、3月16日に開花し、5日後の3月21日に満開となりました。この期間の気温はやはり平年よりかなり高く、最高気温20℃以上の日は5日間の内3日もありました。

雨のタイミング2回 週末は荒天のおそれ

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この先1週間、雨の降るタイミングは2回あります。

1回目は、16日(木)。寒冷前線が北日本付近を通過するタイミングで、北日本や北陸、山陰では、一時的に雨が降るでしょう。標高の高い山では、雪に変わる所もありますが、降る時間は短く、雨量は少ない見込みです。

2回目は17日(金)~18日(土)。こちらは関東など太平洋側を中心に雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれがあります。前線を伴った低気圧が、本州の南を発達しながら東進する見込みです。17日(金)午後から、九州など西から雨が降り出し、18日(土)の朝は近畿など西日本の太平洋側で雨や風が強まる見込みです。

雨の範囲は次第に東へ移り、18日(土)午後は、東海や関東など東日本の太平洋側で雨・風強まり、荒れた天気になるおそれがあります。

咲いたばかりの桜は、意外としっかりついているため、この雨や風で散ることはありませんが、まだ、低気圧のコースや発達具合など、予報にブレがあります。東海や関東などでは雨量が多くなり、大雨のおそれがあるため最新の情報を確認して下さい。

土曜は東京などで花冷え

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この先も、各地で季節先取りの暖かさが続きますが、18日(土)は冷たい雨でグッと寒くなりそうです。最高気温は東京都心で11℃、大阪は12℃と、昼間もコートが必要な寒さとなりそうです。

桜が開花する頃、毎年のように花冷えがあります。低気圧のコースによっては、更に寒気を引き込み、この予想気温以上に低くなる可能性があります。最新の気象情報をこまめに確認し、風邪をひかないようお気をつけ下さい。