その他、今大会で総合2位となった順天堂大は、2区を走ったオリンピアン・三浦龍司(2年)、3区で区間3位の伊豫田達弥(3年)、4区で区間2位の石井一希(2年)、5区で区間5位の四釜峻佑(3年)らが来年の箱根も出走可能だが、ともに区間賞の走りを見せた6区の主将・牧瀬圭斗(4年)、8区の津田将希(4年)の2人が抜ける穴は大きい。総合7位の創価大も、2区のフィリップ・ムルワ(3年)や6区を走った濱野将基(3年)は健在だが、4区で区間賞の嶋津雄大(4年)、5区で山登りを担当した三上雄太(4年)が卒業。往路2位と見せ場を作った帝京大は、3区・遠藤大地(4年)と5区・細谷翔馬(4年)が抜けることから、再びチームを作り直す必要があるだろう。
改めて「総合力」が重要であること、青山学院大の強さを再認識した第98回箱根駅伝。記念の第100回大会を迎える前の第99回大会は、果たしてどういう結果になるのか。1年前の現時点では、「本命・青山学院大」、「対抗・駒澤大」の予想となるが、ここから1年あれば、その構図を変えることは十分に可能。各大学の“打倒・青学”のチーム作りに注目したい。