ダルビッシュ投手(GettyImages)
ダルビッシュ投手(GettyImages)
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 2021年末から続くMLB機構と選手会による新労使協定を巡る交渉もついに進展がありそうだ。『ESPN』のジェフ・パッサン記者は1月11日(現地時間:以下同)、「交渉は木曜日(1月13日)から再開される見込みである」と情報筋が語っていることを自身のSNS上で明かした。もし、今後の話し合いで両者が合意できれば、中断されたままであったFA選手の交渉やトレードも再開されることになり、今オフにポスティングシステムを利用してMLBへの移籍を目指す鈴木誠也の所属先も近々決まるかもしれない。

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 現地では、新労使協定の話題と並行して2022年のシーズンを展望する記事が出始めている。その中には、昨季、日本人選手では初の満票でMVPを獲得した大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の成績予想などもある。

 米のデータ分析サイト『ファングラフス』が、12月23日に掲載した記事によれば、2022年の大谷は、打者としては、打率.261、131安打、38本塁打、101打点を残し、投手としては、21試合の登板で6勝4敗、防御率3.63、132奪三振の成績になると予測を立てている。今年の大谷の成績は昨季よりも若干落ちそうだ。

 だが一方で、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は、今年、復活が期待できる選手であるといくつかの現地メディアが言及している。

 昨季のダルビッシュは、前半戦では7勝をマークしたが、前半戦最後の登板で負った股関節の故障をきっかけに、後半戦では12試合の登板でわずか1勝と低迷。8勝11敗でシーズンを終えた。2020年末にシカゴ・カブスからトレードでパドレスに移籍し、エースとしての役割が期待されていただけに、パドレスの専門メディア『ガスランプ・ボール』は、昨季のダルビッシュについて、「パドレスのユニフォームを着た最初のシーズンを一言で表すなら、『がっかり』であった」と苦言を呈した。

 だが、先ほどの『ファングラフス』や、他の現地の分析サイトによれば、2022年のダルビッシュは11勝7~8敗、防御率3.63~3.79と、昨季よりも成績が向上すると予測されており、現地メディアからも大きな関心が寄せられている。例えば、『ロト・ボーラー』というメディアでは、ダルビッシュについて次のように述べられている。

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