「フライドポテトをご注文しようと考えていたお客さまにとって、他の商品がかわりになればいいのですが、みなさんがそういうわけではありませんので、売上には響くと思います」(アレフ)
■『ポテト、あります!』キャンペーン
海外産のじゃがいもの調達が厳しくなり、国内産のじゃがいもが脚光を浴びている。北海道産のじゃがいもを使用するフレッシュネスバーガーでは『ポテト、あります!』キャンペーンを展開中。フライドポテトを通常より25%増量し、2月27日まで提供する。フレッシュネス広報担当者はこう語る。
「ツイッターなどでは最近、『ポテトロス』『ポテト難民』『ポテトショック』などのワードで、フライドポテトを食べられない悲しみの投稿を、見かけることが多くなりました。フレッシュネスの場合、契約農場で収穫を行っているので、現状は問題なく原材料を確保しておりますので、お客様の『ポテト欲』を満たしていただけたらなという思いです」(同社)
「ポテト欲」とは何か。
「みなさん、ポテトを食べたいというタイミングがあると思うんです。お子さまもポテトが好きな人が多い。食べたいなと思った時にないと残念な気持ちになると思いますので、そういったタイミングでフレッシュネスをご利用いただきたいですね」(同)
ただし、同社でも輸入している「オニオンフライ」のラージサイズの単品販売については一時休止中。その理由はマックと同じく、カナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害とコロナ禍が与える世界的な物流網への影響を上げている。
ロッテリアでも、Sサイズのフレンチフライポテト4個分が入った「バケツポテト」など3品を、クーポンの提示で通常価格550円のところを500円で販売するキャンペーンを2月6日まで実施中だ。
■ポテトチップス業界も打撃
一方、ポテトチップス業界も打撃を受けている。カルビーは1月24日から順次、うすしお味の「ポテトチップス」など17品目を値上げしている。
「弊社はオープンプライスですので、店頭では7%から10%程度、それぞれの小売業さんの方で上がるのではないかと見ています」(カルビー広報部)