■自分がどこにいるか
――今興味のあることを聞くと、意外な言葉が返ってきた。
松村:少し前に、地元に帰ったんです。僕の地元は静岡県の島田というところで、いわゆる田舎なんですけど、そこで半日ぐらい過ごしたら、ものすごくリフレッシュできました。その時会った友人に、「東京って見上げないと空がないじゃん」と言われてハッとして。「島田だとさ、自分と同じ目の高さ、遠くに空あるじゃん。これって俺めっちゃ大事だと思うんだよね」って言われて、そうだなって思ったんです。自分が今どこにいて、どういう世界の中で生きているのかわからなくなって、疲れていたのかなって思いました。
同時に、地元にちょっと帰っただけで、こんなに気分転換になるのかと気づかされました。今、田舎というか、自然にすごく興味が向いています。
僕は健康にはすごく気を使っているんです。心と体が健康でないと何もできなくなってしまうから、食事と睡眠をしっかりとって、今年も頑張ります!
(構成/フリーランス記者・坂口さゆり)
※AERA 2022年2月7日号