同期の中では、お笑いコンビ・見取り図が「一番の仲良しはジャングルポケットの斉藤」と情報番組で明かしている。なんでも、見取り図が「M-1」に出場することが決まるたびに、斉藤は山奥にある神社まで行ってお守りを買って来てくれるという。また、毎日LINEで体調を気遣う連絡が来ていたそうで、盛山晋太郎は当時の斉藤を振り返り「親より親になってました」と話していた。

「先輩への恩義も忘れていない。1月に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で、トークテーマが『恩師』になった際、斉藤はなんと宮迫博之の名を挙げたんです。おなじみとなった『はぁ~い!』というギャグを見つけてくれたのが宮迫で、『アメトーーク!』の収録時にも『前やってた“はぁ~い!”、今日やれば』と奨励し、さらに『最初はお客さんも知らないからウケないだろうけど、何回かやればウケるかも。うまくフォローするから』と言ってくれという。現在、YouTubeで炎上しがちな宮迫の“いい話”を地上波でするのは、やはり感謝の気持ちを持ち続けているからだと思います」(同)

■いじめ問題でも積極的に発信

 家族や仲間、先輩への優しさや細かな心遣いは、少年期の体験が影響しているのかもしれない。2020年7月に「読売新聞オンライン」で小中学生の頃、いじめに遭っていたことを初めて告白し、話題になった。以降、いじめ問題についてメディアで積極的に発信し続けている。

「袋だたきにされたり、彫刻刀で背中を刺されるなどのいじめに遭い、自殺を考えたこともあったと話していました。子どもたちのいじめに関する悩みにも『いじめられている君は100%悪くない。自分を一番大切にしよう』などアドバイスも送っています。NHKのいじめ問題をテーマにした番組にも出演したり、最近では作家の林真理子さんといじめ問題の対談もしており、苦しんでいる人の励みになりたいという斉藤さんの強い思いが伝わってきます」

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もともとは「役者志望」だった