放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、YouTubeチャンネルの深さについて。
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僕にはたまらないYouTubeチャンネルが始まりました。くりぃむしちゅー有田哲平さんのチャンネルです。総合バラエティーチャンネルじゃなく、なんとプロレスに特化したチャンネルなのです。「有田哲平のプロレス噺『オマエ有田だろ!!』」です。
有田さんは、Amazonのprime videoでプロレス番組をやっていて、これはとてもおもしろかった。僕はとてもプロレス好きですが、有田さんは、痒い所を掻いてくれる感じで、過去のプロレスをとてもわかりやすく解説してくれていた。
で、ここにきて、今回、YouTubeで始まったプロレスチャンネル。有田さんがプロレスを解説して、チュートリアルの福田さんが聞き役。
ここでは「今のプロレス」を解説しているのです。この「今」と言うのがおもしろいし、今を話しながら過去の歴史もちょいちょい入れ込んでいく。
チュートリアルの福田さんは「あまり知らない」と言うスタンスを取りながら、この福田さんの立ち位置がとんでもなく素晴らしく、よりおもしろくしている。まさしくプロの聞き手と言われているだけある。
ラジオ的にも楽しめる、相当楽しみなチャンネルが一個増えたわけですが、僕は、よくぞ有田さん、プロレスに特化したチャンネルにしたなと。
バラエティーの総合チャンネルにして、その中の一個でプロレスをやることもできたのに、
プロレスに特化する。これがすごいなと。
総合チャンネルの場合、見る方としては、毎回、やることは変わるし、おもしろい回は見るということになっていきますが、特化型だと、そのジャンルが好きな人は絶対に見る。
それに、腕のある人が解説してくれることでとても聞きやすくおもしろくなるわけです。