――結果が出た瞬間、どういう気持ちだったか。
自分でもすごくびっくりします。演技のことで一番集中していたので。点数や結果なんて、ひとまずもう考えずにやっていたので。点数を聞いて、結果を聞いた瞬間は、すごくびっくりしましたし、すごくうれしかったです。
――金メダルを取れる自信はあるか。
今後、金メダルを取れるかどうかというよりかは、今後もっと成長できるなと。今回のフリーは、ちょっと細かいミスがあったので、まだまだやれるぞっていうふうに終わった後、そう感じました。
――ネイサン・チェン選手を見て、成長したいと思いましたか。
やっぱりチェン選手を見てると、もう無敵かなとしか思えなくて。やっぱりそうですね。4年前の平昌五輪のチェン選手の演技を見てるからこそ、ここまでの努力をすごく感じられましたし、本当に自分では感じられないほどの努力をしてきたんだなっていうふうに思うので、やっぱりすごいなって思う。
――4年後に無敵の相手を打ち負かせますか。
まだまだ、自分はもっと上に上がれると思うので、まずはコツコツと成長できたらいいなと思います。
――日本の選手と話しましたか。
そうですね、皆さんでお疲れ様と言い合って、本当によく頑張ったねと羽生(結弦)選手から言葉をもらいました。本当にレベルが高い日本の中の1人として、日本代表で、そしてオリンピックで滑れたことは、とてもいい経験になりました。
――お父さんが取れなかった個人のメダルを手にすることについて、どう思いますか。
いい親孝行ができたんじゃないかなと思っています。
――(お父さんから)滑る前にどんな言葉をかけられましたか。
悔いが残らないように、自分がやりたい演技をしてこいと言われました。
――団体、ショート、フリーと比べて。
自信というものは、すごく今日まで保てていました。ただ、体力的に考えると、やっぱりきつかったので、その中でも、いつも通りの演技をすることは難しいと思いましたし、これも含めすべてオリンピックなんだなっていうふうに感じることができたので、いい経験になりました。
※AERAオンライン限定記事