「謝罪が必要であると感じる時すらある。言い訳をすれば批判の矛先が向き叩かれる。コロナ禍などで社会情勢も不安定でストレスの捌け口になっている。プライベートを切り売りしている芸能人ならともかくアスリートにとっては辛い。対策としては自分の中で割り切るか、SNSとは距離を置くしかない」(SNS事情に詳しいIT系ライター)
そんな中でも敗れ去った後の状況に上手く対処している選手もいる。今回の北京五輪で3大会連続の金メダルが期待されながらも、4位に終わった男子フィギュアスケートの羽生結弦もその一人だ。
「北京五輪では競技後の羽生は会見でもイメージを崩すことなく世界中に好印象を与えていました」(大手広告代理店関係者)
結果を残せなかったスポーツ選手はその後の発言や振舞いに細心の注意を払わなければいけない時代がやって来た。北京五輪では高梨が謝罪をするという事態になったが、どういった行動が正しいのか。顔の見えない人物からの批判と上手く付き合うことも今後アスリートに必要とされる能力となりそうだ。