また、マンチェスター・ユナイテッドで三冠達成に貢献したトリニダード・トバゴ出身のドワイト・ヨーク、チェルシーやバルセロナで“仕事人”として活躍したアイスランド出身のエイドゥル・グジョンセンも、サッカー弱小国が生んだ名選手と言えるだろう。ただ、ヨークは2006年W杯、グジョンセンはEURO2016で、母国のユニフォームを着て国際大会出場を果たしており、前述の選手たちとは一線を画す。
サッカーは世界中のいたるところでプレーされている競技。世界の共通語とも言われるサッカーにおいて、今後も“弱小”と言われる国からスーパースターが誕生する可能性は大いにある。そしてその多民族、多国籍による多様性こそが、サッカーの魅力の一つでもあることは間違いない。