プロゴルファーの丸山茂樹氏は、期待の若手選手を紹介する。
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おかげさまで「第23回丸山茂樹ジュニアファンデーションゴルフ大会」(3月28日、千葉・浜野GC=パー72)が、中高生の男女62人が参加してくれて、無事に開催できました。最高の天気だったし、よかったです。
僕自身は久々に現場へ行かせてもらいました。ここ数回は1人でも少ない陣容で開催した方がいいということで、少人数のスタッフに任せてましたから。
まあ今回も最後の表彰式でしか選手のみんなと話はできなかったんですけどね。優勝者はしっかりアンダーパーで回ってます。どんな形でもありがたいなという思いでしたね。うれしいな、と。
33人が参加した女子で総合優勝したのは、代々木高校の小俣柚葉(ゆずは)さん(新2年)。5バーディー、1ボギーの68で回りました。彼女はこれで国内女子ツアーの「ブリヂストンレディスオープン」と、「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」の主催者推薦選考会出場権を手にしました。
29人で争った男子で総合優勝したのは、西武台千葉高校の小林翔音(しょおん)君(新2年)でした。4バーディー、ノーボギーの68。彼は下部ABEMAツアーの「太平洋クラブチャレンジトーナメント」の出場権を得ました。二人とも新たな世界を間近で見て、刺激を受けてきてくれたらと思いますね。
小林君のお兄ちゃんは前回の優勝者の大河君(18)。マルジュニアで通算6回の最多優勝記録を持つ人です。いろんなところに出ていって、活躍もしてくれてます。
ウチの試合が特別選手層が厚いとか日本ジュニア並みのフィールドだってことはないんですけど、6回も勝ててるってことは、そこへ向けて調整するってことなんで、すごく難しい。僕がとても期待してる選手の一人です。弟も兄に追いつけ、追い越せで頑張ってほしいですよね。
さて、米PGAツアーの「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」(3月23~27日、テキサス州オースティンのオースティンCC)は、地元テキサス大学出身のスコッティ・シェフラー(25)が制し、直近の出場5試合で3勝目。とんでもない勢いで、ついに初の世界ランキングトップに立っちゃいました。