【3】毛虫による皮膚炎


 4月になると、チャドクガというガの幼虫が生まれ、毛虫による皮膚炎が増え始めます。チャドクガ皮膚炎とよばれるものです。毛虫はツバキやサザンカ、お茶の木などに生息し、皮膚炎の原因となります。ガの幼虫には毒を持つ毛が50から100万本あると言われており、毛虫の幼虫だけでなく、成虫や卵、脱皮した皮にも毒針毛が存在します。そのため、毛虫に触れた記憶がなくとも、公園や庭で草木の近くにいただけで、腕や体に毛虫皮膚炎が出現することがあります。毛虫皮膚炎は細かなブツブツが無数に出現し、猛烈にかゆみを伴います。毛虫皮膚炎は、皮膚科専門医であれば簡単に診断がつく病気です。ステロイド外用剤で治療が可能なため、皮膚科を受診されることをおすすめします。

まとめ

 今回は春に増える代表的な皮膚病を三つ解説してみました。どれもかゆみを伴う病気であり、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。予防と治療をしっかりと行い、春を楽しんで過ごしていただけたらと思います。

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