突然だが、実は私、SAMさんより一つ年上の61歳だ。取材から帰って以来、自宅マンションで、かかと上げを実践している。1人の時は堂々と、誰かがいればこっそりとかかとを上げる。10回ならなんとかなるが、20回だとかなりきつい。壁に手を添えるとだいぶ楽なことは発見したが、SAMさんはそんなことはしていないだろうと思い、できるだけ足だけで頑張っている。

「若い頃、ダンス仲間と『60になっても踊ろうぜ』と話していた。今、それをクリアして思っているのは、あの頃想像していた60歳じゃ全然ないということ。このままの生活を続けていけば、70歳もクリアできると思っています」とSAMさん。そして、「運動するのに早すぎるということもないし、遅すぎるということもないです」とも。これは、ジェロントロジーの講義で知った言葉だそうだ。股関節トレーニングと、ちょっとした合間のながら運動。SAMさんの後をついていこうと決意する私だった。

 なお、股関節強化のトレーニングは、本書内ではイラスト付きで解説されている。購入者はSAMさんが実践する「特典動画」を視聴できる。

(コラムニスト・矢部万紀子

※週刊朝日オンライン限定記事

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?