広瀬すずさん(右)と林真理子さん [撮影/張溢文、ヘアメイク/奥平正芳、スタイリング/丸山晃]
広瀬すずさん(右)と林真理子さん [撮影/張溢文、ヘアメイク/奥平正芳、スタイリング/丸山晃]

広瀬:メッチャ買います。毎日何かしら届きます(笑)。

林:「情熱大陸」を見てびっくりしたけど、広瀬さん、意外にたくさん召し上がるんですね。ラーメンとかいろいろ。

広瀬:食べるの大好きで、休日もずっと食べてます。一日4、5食は食べます。

林:えっ、そうなの? それでピラティスとかキックボクシングとかでバランスとってるんですね。

広瀬:私、ちゃんと太るタイプなので(笑)。「食べたら動きに行き、動いたら食べる」みたいなところがありますね。

林:お酒は召し上がるの?

広瀬:お酒、好きなので、友達と会うときはお酒飲んでます。

林:でも、いまは打ち上げとかもないんでしょう?

広瀬:ないです。だからお礼を言わずに終わってしまった人もいるので、あらためて会って、乾杯してちょっとだけ作品の思い出話をすると、うれしさが倍になったように感じますね。それが唯一の楽しみというか。外食も行くんですけど、一人で行っちゃうので。

林:ウソでしょ。一人で行くの?目立っちゃって大変でしょう。

広瀬:いやいや、一人だからぜんぜん目立たなくて(笑)。

林:NHK朝ドラの主役(「なつぞら」19年度前期)もやったし、次は大河ドラマの主役とかありそうですよね。

広瀬:いやもう、大変そうじゃないですか(笑)。

林:でも、お仕事は楽しいでしょう?

広瀬:楽しいですけど、やっぱり10代のときのほうが楽しんでやってた感じがします。いまのほうが変にいろいろ考えながらやるようになりました。

林:これだけの役ができたら、何だってできそうな気がする。体に気をつけてくださいね。ちゃんと食べるものも食べて。

広瀬:大丈夫です。ずっと食べてるので、私(笑)。

(構成/本誌・直木詩帆 編集協力/一木俊雄)

広瀬すず(ひろせ・すず)/1998年、静岡県生まれ。2012年、雑誌「Seventeen」でモデルデビュー、翌年俳優デビュー。15年の映画「海街diary」で数々の新人賞を受賞。17年「ちはやふる−上の句−」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、18年「三度目の殺人」で同最優秀助演女優賞など、受賞歴多数。その他の出演作に映画「怒り」(16年)、「ラプラスの魔女」(18年)、「一度死んでみた」(20年)など。5月13日から松坂桃李とW主演の映画「流浪の月」(李相日監督)の公開が控える。

週刊朝日  2022年5月6・13日合併号より抜粋