話題の映画やドラマに次々と出演し、CMにも引っ張りだこの俳優・広瀬すずさん。多忙を極めていた生活から一転、コロナ禍以降、休日が増えたことで心境に変化が起きたんだとか。いまや押しも押されもせぬ人気俳優の私生活に、作家・林真理子さんが迫ります。
【広瀬すず「流浪の月」で感じた演技の壁 「20テイク」撮り直しのシーンも】より続く
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林:次のお仕事のオファー、もういろいろ来てると思うけど、いまは一息つきたいという感じですか。
広瀬:このコロナ禍で一息ついたんですよ。でも、休むことを覚えたら……。
林:休みの味を覚えてしまった?
広瀬:そうなんです。いままでは休まないでも平気なタイプで、長期間の休みってそんなになかったんですよ。でも、コロナであんなに長く休んじゃうと、休みってこんなに素晴らしいものなんだって知ってしまって、いまは、いつ休みかなと思うようになって。大人になりました(笑)。
林:休みは何をしてたんですか。
広瀬:マッサージが好きなので、マッサージとか、汗をかくのが好きなのでジムに行ったりしてます。
林:キックボクシングされてるんでしょう?
広瀬:はい。パーソナルとかピラティスもやっていて、体調に合わせてジムに行ったり、酵素風呂に行ったり、そういう場所に最近は自転車で移動するのにハマっています。
林:自転車で移動するんだ。
広瀬:車の運転も好きなので、休みが1日だったら家から出ないですけど、3日ぐらい連続してあると、車の運転と自転車に乗って、みたいな日を1日はつくります。
林:本も読んだりして?
広瀬:本はまったくです。映画もドラマもそんなに見ないですね。休みの日くらい作品とかお芝居のこととか考えたくないというか、普通の人としての休日を過ごしたくて、なんにもせず、ボーッとしてることが多いです。
林:お買い物は?
広瀬:私、洋服大好きなので、よく買います。お店を決めて、そこに買いに行って、知らないブランドでもかわいかったら買います。ネットでも。
林:ネットでも買っちゃうんだ。