佐藤亮子さん(撮影/掛祥葉子)
佐藤亮子さん(撮影/掛祥葉子)

 しかし、1日30枚やれば約2週間で1年分を終えることができます。それで、わが家は夏休みに2 学年上がるぐらいの勢いでやっていました。

 このやり方のいいところは、何よりも成長のスピードを自分で実感できるので、子どもたちも楽しそうにやれるのです。自分の進歩が目に見えることはやる気を起こさせます。

■親も横についてすぐに答え合わせする

 進めるポイントは、子どもがやったらすぐに答え合わせをしてすぐにやり直しをさせることです。親が答え合わせをしている間に、子どもは次のプリントをする。

 親の答え合わせが終わったら、すぐにやり直し。というように1枚ずつ流れるように進ませることです。

 そうすると、やり終わったプリントがどんどんたまっていくのでその成果を見られるのは子どもにとって気持ちの良いものです。その日の分が予定より早めに終わったら、余った時間でもう少し枚数をさせようとしないことです。

 早く終わったら、お疲れ様ですぐに遊ばせる。何事もメリハリが必要で、決めたことは守り親の欲を出さないことです。

※『親がやるべき受験サポート』(朝日新聞出版)から

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