玉木
玉木 宏(たまき・ひろし)/ 1980年、愛知県生まれ。映画「ウォーターボーイズ」(2001年)で注目を集め、ドラマ「のだめカンタービレ」(06年)で人気を不動のものに。NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15年)、大河ドラマ「青天を衝け」(21年)、映画「空母いぶき」(19年)、「HOKUSAI」(21年)など出演作多数。ドラマ「マイファミリー」(TBS系)に出演中。22年夏公開の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」や、映画「この子は邪悪」にも出演予定 (撮影:写真映像部・東川哲也 編集協力:一木俊雄 ヘアメイク:渡部幸也(riLLa) スタイリスト:上野健太郎)
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 映画「ウォーターボーイズ」(2001年)以来、多くの話題作に出演する俳優の玉木宏さん。お仕事や趣味の話まで、作家・林真理子さんが伺いました。

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林:私、日曜劇場(「マイファミリー」)、毎週見てますけど、この先が楽しみですよ。息もつかせぬおもしろさで。

玉木:展開が速いですし、本当にうまく構築された世界だなと思います。

林:更に話題になりそうですよね。

玉木:オリジナル作品が減っている中で、オリジナルとして戦っているドラマは挑戦的だなと思います。昔ならふつうの話ですけど、いま、そういう作品が減っているから、なおさら貴重なドラマだと思います。

林:NHK大河ドラマにもお出になってるけど、大河も、「日曜劇場」も、次は何をやるかってみんな楽しみにしてますよね。

玉木:大河ドラマも、「月9」も、固定ファンがいるドラマ枠は、すごいと思います。

林:前に私が「玉木さん、ハリウッドを目指さないの?」と聞いたら、「その気持ちはありません」とおっしゃってたけど、いまはどうなんですか。西島(秀俊)さんはあんなふうにアカデミー賞の授賞式にも出られましたけど。

玉木:日本の作品が世界で評価されるのは誇らしいし、うれしいですけど、そこだけを目指している人は、日本にはそんなにいないような気がするんです。何かに付属してカンヌやアカデミー賞があるので。もちろん「機会があれば」とは思いますけど。

林:玉木さんほどの身長があったら、世界のどこにでもぜんぜん行けちゃうと思いますけど、私は。

玉木:いまは世界の垣根がそんなになくなってきていますよね。

林:そうですよ。海外に意欲を持ってる日本の監督さんも何人かいらっしゃるから、ああいう方たちとお仕事をなさるといいですよね。

玉木:それはご縁だと思います。ご一緒できたらいいなと思います。

林:私は玉木さんの声がほんとに素敵だなと思ってるんですけど、ふだんからボイストレーニングとかなさってるんですか。

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