SUGA:一番難しいのは歌詞を書くことだ。出てこない。語ることがない。僕が感じたこと、話したいことを言葉にしなくてはいけないのに、無理やり絞り出している。ずっと何か誰かを満足させなくてはいけなくて、誰かに聞かせなくてはいけないから。それがすごくつらいけど、仕事だから。僕は2013年から一度も「すごく面白い」と思って楽曲制作をしたことがない。常につらくて。書き出すのに苦労して、今絞り出しているものは、7、8年前に絞り出したものとはあまりに違う。当時は伝えたいことはあるけどスキルが足りなくて絞り出していた感じで、今は本当に語るべきことがない。何を話せばいいかわからないんだ。
RM:伝えたい言葉を作る時間をもらえていない感じがある。発言をしたり歌詞を書いている中でふと思うことがある。これは僕の考えであって、チームの考えなのかな、と。僕は一人で話そうとすることはたくさんあるけど、チームとして話すことが一つもない。昔は自分のこととチームの活動をある程度同時にできたけど、今は両立ができない。チームのことをしていて「じゃあここからは自分のことをしよう」とモードを切り替えることができない。自分ひとりになる必要があると強く思う。
SUGA:気持ちを落ち着かせる必要がある。あまりに一生懸命走ってきたから。
JIMIN:今、僕たちは自分の時間を持っている途中だ。自分の時間を過ごして、こうやって集まるとこんなに話すことが多いじゃないか。自分の時間を長く過ごして、また戻ってきたら僕たちが話すことがどれだけ多いかということを考えている。
■ソロ活動への希望
SUGA:共同体で生きていく難しさを、あらためて感じている。
V:僕たちがつらかったのは、僕たちが団体に執着をしていたからだと思う。J-HOPEさんが僕に言ったことがある。今回、ソロ活動や何かをした後、再びチームとして集まったら、そのエネルギーはほかとは全く違うだろう、と。
RM:僕もそう思う。
JIMIN:実はJ-HOPEくんが、こういう話を一番してきた。
SUGA:僕は今いろんなレッスンを受けている。ジャンルを変えたい。ラップだけでソロ公演をしても面白くないと思うからだ。CM音楽もしたいし、ゲーム音楽もしたい。
JIN:僕は4日くらい、ご飯も食べず、あんまり寝ずに、ゲームだけをして過ごしていた。そうするとSUGAの仕事のスケジュール表が来て、こうやって過ごしていたらダメだと思った。