今、僕らは全盛期を迎えたところで、どうにか世の中で機能しないといけないのに、どうすればいいかわからない。何かはしなければいけない。でも、考える隙をくれない。僕がどんな人で、BTSがどんなチームで、僕がなぜここにいて、僕はメンバーたちにとってどんな人で、これから僕たちがどうしていかなければいけないのか、そういうことを頭の中で認識して、発言して、歌詞にしなければいけないのに、いつの日からか、僕は僕らがどんなチームなのか、これからどうするべきなのか、わからないという気持ちが大きくなった。それでいつからかラップを作る機械になってしまった。英語を頑張れば僕の役割は果たせるし、パフォーマンスがうまい人もいるから、なんとなく踊っていればチームは回るけど、ここから抜け出せない感じをものすごく感じていた。そういうことを全部いったんとっぱらって一人になって、どうするべきか考えをしっかりした後で、また動きだしたいのに、そうさせてくれない。昨年から、「これだけ終われば」「これだけ終われば」って続けてきた。けれどもやっぱりダメで。でもやっぱりチームで練習したら楽しくて。今でもファンのことを考えると振り付けの練習をしていい姿を見せたいし、やれば見てくれるだろうという気持ちはある。だけど、方向性を失った今、一度立ち止まって考えて、また戻ってきたい。けれども、こんなことを言うのは無礼な気もするし、ファンの期待を裏切るようでもあるし。僕たちを育ててくれたのに期待に応えられないようでもあるし。
■無理に絞り出している
V:そう思わないファンが過半数だと思う。僕たちの真心をよく知っていると思う。僕らがどんな音楽をしてどんな道に行っても応援してくれる人たちが90%だろう。
JIMIN:僕たちがどんな歌手なのか、どんな歌手として皆さんの心に残りたいのか、というのを今になって考えるようになったことで、つらい時期を過ごしているようだ。今になってアイデンティティーを見つけようとしているからこそ、つらいこともあるし、時間がかかるのではないか。ファンに伝えたいことも多いけど、でも毎回正直ではいられない。それがとてもつらかったけど、少しずつ解放されようと努力している途中のような気がする。
RM:僕は疲れたと言うこと自体が罪のような気がしていた。