近年のドラフトで根尾昂、石川昂弥をはじめ、注目選手を数多く獲得してきた中日だが、彼らがプロ入り後に伸び悩んでいるケースが目立つ。そんな状況下、元々は戦力としてだけではなくグラウンド内外での影響力も考慮して古巣に復帰した福留ではあるが、あまりにも結果が出ないことでファンからも厳しい評価もある。
「福留に対してファンからのバッシングも多い。しかし今後、結果を出せば周囲の見方も変わる。将来の幹部候補でもあるでしょうし、二軍で若手選手と接してアドバイスや指導をするのも将来的にプラス。辛い思いをしているだろうが踏ん張って戻ってきて欲しい」(中日関係者)
自らの技術に絶対的な自信を持ち、野球道にまい進する姿は若い時とは変わらない。29日には2軍降格後の3試合目となったオリックス戦で2安打をマークした。戦力として、そして若手たちの見本として、福留にはまだまだ現役選手としてできることは多いはずだ。低迷するチームの中で、大ベテランがどういった役割を果たすのか。今後の福留に注目したい。