そういった中でも、アイスショーって、華やかな舞台であったりとか、エンターテインメントみたいなイメージがあると思うんですけど、もっともっと僕は、アスリートらしくいたいなって。もっともっと難しいことにチャレンジしたりとか、挑戦し続ける姿だったりとか、闘い続ける姿だったりとか、そういったことをもっとみなさんに見ていただきたいなって、期待していただきたいなって思って、今回この言葉たちを選びました。
実際4回転半に関しては、北京オリンピックですごくいい体験ができたと思っていますし、実際、あのときは痛み止めの注射を打ってしまっているからこそ、なにも感じなかったからこそ、何も怖くなかったということがあって。本当に全力を出し切って、4回転半に挑むことができたんだけすけど、いま現在、やはり右足首の回復を待ったりですとか、あのときは、本当に4回転半のためにずっと努力していたといっても過言ではないので、それと比べたら、やはり最近アイスショーがあったりして、4回転半に取る時間がなかったので、あの頃よりは、下手くそになっちゃっているかもしれないですけど、いま現在も4回転半の練習を常にやっています。実際にあの頃得た知見があったからこそ、北京オリンピック、そして北京オリンピックの前にもいろんな知見が得られたからこそ、いまの現段階でも、もっとこうやればいいんだなとか、もっとこうできるんだな、という手ごたえがありますし、
ここ最近、アイスショーに出させていただいたりしたなかで、こういった視点があったんだなって、毎日のように発見があって、そういう意味でこれからさらにうまくなっていけるんだなっていう自分への期待とワクワク感がある状態です。
実際にはあの頃よりは下手くそになってしまっているかもしれないですけども。でも、北京オリンピックのときは、伸びしろないのかなって思ったんですけど、いまは伸びしろをいっぱい感じています。期待していてください。ありがとうございます。
【会見全文(6)「引退でもなんでもない。人間として美しくありたい」】へ続く
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【会見全文(1)「プロのアスリートとしてスケートを続けていく」】
【会見全文(2)「平昌五輪の時点で引退しようと思っていた」】
【会見全文(4)「本当の意味で終わってしまったかもしれない」】