西川 才能まで同じかわからんからな(笑)。そしたらその方も喜んでくれたんですよね。スタッフさんにもめっちゃウケてて、レクが終わってから「ありがとうございます」と言ってくれた。

松本 前々から橋田先生に似ているとは思っていたけれど、家族の方が来られた時にいじめだと思われるかもしれないので、あだ名で呼んではいけないそうなんです。でも、これを機に「先生」って呼んでも、「芸人さんが来たときに、橋田寿賀子さんに似てるって言ったらご本人も喜んでくれたんですよ」って説明できる。「笑いの力で親近感が出て、より親しく接することができます」ってスタッフさんが言ったんですね。

西川 風通しのよさですよね。家族だったら、「おじいちゃん、さっきご飯食べたでしょ!」とかつっこみを入れるじゃないですか。周りにもそれを話して、笑い話にすることもありますよね。

松本 そこに愛があるからだよね。介護で働いてる人って、愛をもって続けてるんだなあと。

西川 愛しかないでしょ! そういうことも笑いに変えられる、ムードメーカーがいるホームはいいなあと思いますね。

松本 働く人の環境をいいものにしていくことで、利用者さんもより楽しく、充実する。お互いが楽しめる現場をつくるのは大事だなあと思いますね。

■レギュラー
松本康太さん 西川晃啓さん
1998年4月結成。2004年、「あるある探検隊」でブレーク。14年、介護職員初任者研修を取得し、21年にはレクリエーション介護士1級を取得。現在は介護関係の講演やイベントにも出演し、「介護芸人」として活躍。

(構成/白石圭)
※週刊朝日ムック『高齢者ホーム2022』より

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