気温・湿度の高い夏場は、Tシャツが大活躍する時期です。気軽に着用できるのにおしゃれに見えるのがTシャツの魅力ですが、一枚で着ると地肌が透けやすいのが唯一の悩みです。

そこで今回は、Tシャツを着るときに透けないインナーの選び方や、おすすめの対策方法をご紹介します。

透けやすい要注意なTシャツは?

Tシャツの透けやすさは、素材やカラー、生地の厚みなどによって差があります。ここでは、夏に注意したい透けやすいTシャツの特徴を4つのポイントにまとめました。

■1. 白いTシャツ

黒や赤、黄色などのカラーTシャツに比べると、白いTシャツは地肌が透けやすい傾向にあります。特に無地のTシャツは、プリントなどのデザインでごまかせないぶん、「最も透けやすいTシャツ」といわれています。

■2. 生地の薄いTシャツ

薄い生地のTシャツは軽くて動きやすく、通気性も良いので、夏に好んで着ている方も少なくありません。しかし、白Tシャツより透けにくいと言われるカラーTシャツでも、生地が薄いと地肌が透けて見えてしまいます。

■3. 体にフィットしたTシャツ

体のラインにぴったりフィットするTシャツは、地肌との密着性が高く、肌色が透けて見えやすくなります。サイズ感にゆとりのないTシャツを一枚で着用するのは控えたいところです。

■4. 汗ジミが目立ちやすいTシャツ

ドライな状態では問題がなくても、汗ジミができるとTシャツが体に貼り付き、地肌が透けやすくなります。夏場は特に汗をかきやすいので、汗ジミが目立ちやすいTシャツを着るのは要注意です。

Tシャツを透けさせないための対策

では、Tシャツを透けさせないためには、どのような対策を行えばよいのでしょうか。Tシャツを透けさせずに、おしゃれに着こなすための対策法を5つご紹介します。

■1. やや厚めの生地を選ぶ

衣類の生地の厚さは「オンス」と呼ばれる単位で表されます。オンスの値が大きいほど生地が厚く、一般的に3~4オンスは「ライトオンス」、5~6オンスは「ミドルウェイト」、6オンス以上は「ヘビーウェイト」と呼ばれています。生地の薄いライトオンスだと地肌が透けやすくなりますので、Tシャツを1枚で着るときは、生地の厚みがミドルウェイト以上のものを選ぶのがポイントです。

ただし、あまり厚手のTシャツを着ると通気性が悪くなり、汗をかきやすくなります。汗ジミのせいで地肌が透けては本末転倒ですので、薄すぎず厚すぎない6オンス前後のTシャツを選ぶとよいでしょう。

■2. サイズにゆとりのあるTシャツを選ぶ

体にぴったりフィットするようなTシャツは地肌が透けやすいので、Tシャツを買うときはジャストサイズよりも一回り大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。Tシャツと肌の間に適度なすき間があると、風通しが良くなり、暑さ対策にもなります。

■3. 色柄のあるシャツを選ぶ

濃いめのカラーやデザインプリントのあるTシャツは、無地の白Tシャツよりも透け感が少なく、一枚で着ても地肌が見えづらくなります。

■4. 凹凸のあるTシャツを選ぶ

ワッフル生地やハニカム生地など、生地の表面に凹凸のある素材を使ったTシャツは、凹凸のないすんなりした生地よりも透けにくい仕様になっています。適度な厚みもあって透けにくいので、特に白無地のTシャツを着たいときは、凹凸のある生地を使ったものを選ぶのも一つの方法です。

■5. インナーを重ね着する

Tシャツは一枚で着用すると透けやすいので、下にインナーを一枚重ね着すると透け対策になります。ただ、色や素材の選び方を誤ると、今度はインナーが透けて見えてしまうので、重ね着するときはインナーの選び方にも注意する必要があります。

Tシャツの下に着るインナーの選び方

Tシャツの透け対策に着用するインナーの選び方は、大きく分けて2つあります。

まず1つ目は、透けて見えないインナーを選ぶ方法です。肌色に近いベージュや明るめのグレーのインナーを着用すれば、無地の白Tシャツを着ても地肌・インナーをカバーすることができます。

なお、インナーの形状はTシャツの形に合わせて選ぶのがポイントです。たとえばクルーネックのTシャツならキャミソールやUネックのインナーを。オフショルダーのTシャツを着るならチューブトップのインナーを選ぶと、Tシャツからのはみ出しを予防できます。

2つ目は、あえて透けて見えるインナーを選ぶ方法です。たとえば、透け素材のTシャツに、レースをあしらった濃いめのカラーインナーを合わせれば、シースルーのレイヤードスタイルを演出することができます。男性なら、首回りからインナーを見せるコーディネートがおすすめですが、中途半端なチラ見せはだらしなく見えてしまうので、サイズ感に注意しましょう。

Tシャツを一枚で着る時は、サイズやカラー、インナー選びに注意!

Tシャツは地肌が透けて見えやすいので、一枚で着るときは、サイズやカラー、生地の厚みなどに気を付ける必要があります。Tシャツの下にインナーを重ね着するのも透け対策に有効ですが、黒や赤など濃いめのカラーを選ぶと、地肌が透けないかわりにインナーが目立つので要注意です。インナーを着用するときは、ベージュや明るいグレーを選ぶか、逆に透けて見えてもOKなデザインのインナーを着てレイヤードスタイルを楽しんでみましょう。

「今日はTシャツ一枚で過ごせるかな?」と気になったときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の服装指数をチェックするのがおすすめです。その日の天気や予想気温をもとに、快適に過ごすためのコーディネート例が紹介されています。