「QuizKnock」のCEOであり、東大クイズ王の伊沢拓司さんが、アニメ映画の声優に初挑戦した『深海のサバイバル!』。13日からの映画公開に先立ち、記念イベントで伊沢さんが取材に応じた。
映画『深海のサバイバル』は、主人公ジオたちが深海調査に行くストーリー。累計1000万部を突破している人気学習漫画「科学漫画サバイバルシリーズ」の同タイトルが原作だ。記念イベントは、『映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ』とコラボ。8月10日から29日まで、東京・池袋サンシャインシティにて、<東映まんがまつり公開記念「おしりたんてい」&「科学漫画サバイバル」シリーズ なぞとき+探検フェスティバル>と銘打ち、映画にちなんださまざまな展示を楽しめる。
11日に会場を訪れた伊沢さん。報道陣に展示の楽しみ方を紹介してくれた。人体がテーマのエリアと、今回公開の映画のテーマの深海エリアの2つがあり、人体のゾーンでは、人間の小腸の長さを体感したり、深海のエリアではブラックライトを使って深海生物を探したりと体験型の展示になっている。
「本当に深海にいるような気分が味わえるものでしたね。最近話題の深海生物みたいなのもいっぱいいましたからね。楽しく生物を探していく中で自然と学びにつながっているっていうのが面白いところかなって思います」(伊沢さん)
今回の映画で、伊沢さんは主人公のジオたちが乗る潜水艇をモニターする海洋調査船のオペレーターという役どころ。オファーされたときの心境を聞くと「純粋に光栄でした。ずっとサバイバルシリーズには関わらせていただいていたので」とこのシリーズに特別な思いを抱いていたという。
収録については「自分の声で表現することの難しさを感じました」と語り、「監督さんや声優さんとご一緒してあたらためてプロはすごいなと思った」と振り返った。
「まっさらな気持ちでやろうと。自分の色を出したいという思いよりも、みなさんのお手を煩わせないように、ということばかり考えていました。1時間くらいの収録で、モノマネタレントで声優としても活躍する山本高広さん、ONEPEACEのりゅーのすけ役などをされている山口竜之介さんとご一緒したのですが、とても緊張感があり、皆さんがこの作品に魂を込めているということが空気からも伝わってくるような現場でした」