「ティーライフは静岡に本社を置く、お茶を主力とする健康食品の通信販売をしている会社。100株で1000円、1000株で最高の3000円相当の買物券がもらえるうえに、100株買っても十数万円の投資額に抑えられるので、健康志向の方にはおすすめです。JMHDは『肉のハナマサ』を傘下に持つ食品卸・小売を生業にする企業。優待マニアの間では、『ハナマサの商品券にしてくれ!』という声が以前から上がっているのですが、国産鶏ムネ肉2kgが送られてきます。100株で2500円相当、1000株で5000円相当と優待がグレードアップしていくのですが、必ず鶏ムネ肉2kgがついてくるので、それが届く10月以降は優待マニアの間で鶏料理コンテストのようにレシピ情報が飛び交うほど(笑)」

JMホールディングスの株主優待
JMホールディングスの株主優待

 このほか、洋菓子メーカーのモロゾフ(2217)は昨年まで半年以上の長期ホルダー限定で優待を提供していたが、今期からその条件を撤廃。100株で2000円相当のモロゾフ製品ないし、20枚綴りの割引券がもらえるので、甘党は要注目。

 ただし、7月優待銘柄は合わせても30銘柄程度と少ない。より多くの優待株から好みの銘柄を選ぶなら8月(権利確定は8月29日)だ。

「ニッパチ(2、8月)は小売りチェーンの決算・中間決算が集中するので、1年を通じても注目の月。王道はビックカメラ(3048)、コメダ(コメダホールディングス/3543)、サイゼリア(7581)、吉野家(吉野家ホールディングス/9861)、イオン(8267)。居酒屋好きなら磯丸水産を展開するSFPホールディングス(3198)も人気。いずれも人気チェーンなので、優待の使い勝手がよく、優待マニア御用達です」

ビックカメラの株主優待
ビックカメラの株主優待

 ビックカメラは8月時点で100株保有している株主に1000円相当の商品券を提供しているが、株式継続保有期間1年以上ならば1000相当の商品券を追加贈呈(2年以上は2000円相当)。2月にも2000円相当の商品券がもらえるので、1年以上保有すれば4000円分の商品券がもらえる。10万円程度で100株買える現状を考えると、優待利回りだけで3%弱になる。

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