■ツアーなら安心 お見舞金制度も

旅行大手JTBは今年4月28日のハワイツアー再開を皮切りに、グアム、カナダ、フランス、イタリアなど、続々とツアー催行国を増やしている。現地でのPCR検査をアシストするオプションメニューや、旅行中や帰国直後にコロナに感染した場合のお見舞金支給制度(1人3万円/適用条件あり)など、コロナ下ならではのサポートも整えてきた。同社広報室によると、ツアー申込者は順調に増えているという。担当者が今後の展望を語った。「海外旅行に行く方の数がコロナ前の水準に戻るのは、2023年の秋口だと見ています。24年には、年間を通して従来の規模に回復しそうです」
前出の東松さんは、航空会社各社が7月以降、北米やアジア、ヨーロッパ路線などを増便することに期待を抱いている。
「観光需要を見越した判断だと思います。便が増えれば出発・到着時間の選択肢が増えるし、航空券の値段も下がるので、うれしいこと尽くし。あとは、現地出国前72時間以内の陰性証明がいらなくなることを願うばかりですね。この最大のハードルが撤廃されたときが、海外旅行解禁の本当の“はじまりの合図”になるでしょう」
ちなみに東松さんはこの夏、18日間の休暇をとり、ドバイ、エジプト、モルディブ、タイを巡るハネムーンに出かけるそうだ。(本誌・大谷百合絵)
※週刊朝日 2022年7月8日号