放送作家でコラムニストの山田美保子さんが楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、香取慎吾さんの個展「WHO AM I‐SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR‐」を取り上げる。
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「慎吾ちゃん、行った?」が業界人の間で挨拶のようになっている。12月7日から『渋谷ヒカリエ』で開催されている香取慎吾さんの個展『WHO AM I‐SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR‐』である。
開催前日、内覧会に伺う機会に恵まれた。まずはMCを務めたTBSの外山惠理アナウンサーが、「国内2度目となる個展は、アートジャパンツアーとして大阪、福岡、石川、福島での開催が決定しています」と発表。
続いて登壇したTBSテレビ取締役の中谷弥生さんは、『ヒカリエ』10周年のロゴデザインを香取さんが担当したことをはじめ、さまざま仕掛けた『東急』に感謝し、全国から「この地でもやってほしいという問い合わせが続々入っております」と報告した。
その後、挨拶に立った香取さんは、「絵を描くことが大好きで、子供の頃からずっと描いてきました。いつの日か、個展というものでみんなに見てほしいという想いでずっと描き続けていて……」。果たして初個展が「まさかのパリ。日本での初個展は劇場での個展」と振り返り、今回は、“フツーの個展”を目指したという。