最初の一行を読み始めた瞬間から、その声が体の中にするすると入り込んできて、そのまま最後の一ページまで、その声が語る戦場や夢をともにさまようことになった。

1月号<br>作家 柴崎友香 Shibasaki Tomoka<br>生き延びたものの声の続きを読む