写真・図版(3枚目)| 「悩んだ」「苦しめられた」夏休みの自由研究 「自力でやった」は6割 “難敵”に家族で取り組んだ思い出も【AERAアンケート結果発表】

「発泡スチロールでウサギを作るってのをやったけど、発泡スチロールを削る時に出るゴミが、静電気でひっついてものすごくウザかったのをおぼえています。それど、卵の殻で絵を作るってのもやったけど、うまいこと砕けないし、絵の具も塗りにくく、きれいにはできませんでした。結局、自分はアーティストではないと思い知りました」(60代、女性)
 

事由研究には家族との思い出も

「難敵」だった自由研究を仕上げるために、親や家族にも協力してもらったという方は少なくないようです。

 アンケートでは32.4%が「すべて自分でやった」、25.6%が「ほとんど自分でやった」と回答しましたが、「自分と親(大人)が共同してやった」が26.1%、「ほとんど親(大人)がやった」という方も6.3%ありました。

 そして家族と一緒に「研究」をしたという思い出も、多く寄せられました。

「田舎なので虫取りは最高の研究材料だし、植物も多く日向と日陰の雑草の違いなどは楽しかった。父親の休みに出かけて採取、母親がまとめの手伝いをしていた。当時ここまで暑くなかったが、終わったあとのスイカはご褒美だった。そして毎年その種を育てようと次年度の自由研究を決めていたが、やったことなかった(笑)」(30代、女性)

「中学生の時に小さな扇風機を作る事にしましたが、羽根は祖父に削ってもらい、自分はミニ四駆のモーターに挿して角型の木に取り付けるだけでした」(50代、男性)

「アシナガバチの巣を取ってきて、幼虫の観察をした。毎日餌は、コットンに砂糖水を湿らせてやっていたが、刺されるのが嫌で、弟にやってもらった(笑)」(60代、女性)
 

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