
13日に放送される「八月の声を運ぶ男」(NHK総合・よる10時)は、千人を超える被爆者の声を録音して未来に残したジャーナリスト・辻原保(本木雅弘)の実話を元に描かれる、原爆によってもたらされた数奇な出会いの物語だ。周囲の理解が得られなかった辻原の活動に興味を示すキャバレーのホステス・立花ミヤ子を石橋静河が演じる。石橋静河にまつわる記事を再掲する(この記事は「AERA dot.」に2024年8月3日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。





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24年ぶりとなるテレビドラマ化で話題となった「ブラック・ジャック」(6月30日放送 テレビ朝日系)で、主演の髙橋一生とともに注目を浴びたのが、ドクター・キリコ役に抜擢された石橋静河(30)だ。ブラック・ジャックのライバル的存在であるキリコだが、今作では女性キャラに改変されており、原作ファンからは、放送前から“石橋版キリコ”を不安視する声も上がっていた。だが、放送後はそんな不安も杞憂(きゆう)に終わったようだ。
「話題のドラマだっただけに、いざ放送されると世帯平均視聴率は10.3%と2ケタ台をマークし、高く評価する声も多くありました。キリコに関しても脚本や設定については賛否両論でしたが、石橋さんの演技に関しては『めっちゃ良かったやん! 女性で大正解』『石橋静河さんの芯のある雰囲気は適役』などと称賛する声も多く見受けられました。劇中で、車いすに乗った長髪の白髪男性が後ろ姿で登場するシーンがあったのですが、彼が本当のキリコで、石橋さんが演じた女性キリコは、2世なのではないかと考察する視聴者もいました。もしかしたら、続編があるのでは、と期待する声も上がっています」(テレビ情報誌の記者)